9月12日は海王星が衝となります。
地球から見た惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることを衝といいます。衝になった惑星は太陽と反対側にあるため、一晩中観測することができます。また、地球との距離が近づいて、観測しやすくなります。といっても海王星は太陽系で最果ての惑星で、28.9AU(1AU=地球と太陽の距離に相当)も離れています。衝の頃でも7.8等ですから、肉眼で見ることはできません。
海王星の位置(詳細図) |
海王星は今、みずがめ座に見えます。φ星の近くで7.8等の明るさです。見るためには最低でも双眼鏡が必要で、市街地では5cmくらいの口径があった方が良いでしょう。天体望遠鏡を使うと海王星は青緑色に見えるので、すぐにそれだと気付きます。倍率を高くするとごく小さな円盤像に見え、面積を持った惑星であることがわかります。