9月14日は水星が東方最大離角となります。
東方最大離角とは、地球から見た内惑星が太陽から最も離れるとこです。一般的に最大離角の頃が見やすいと思われがちですが、今回は地平線を這うように離れますので、条件的には良くありません。
東方最大離角に加えて西方最大離角も含めると、最大離角は年間6回起こります。この中で今回は、最も条件が悪いものです。この日、水星の高度は東京で10.2度しかありません。
日の入り時刻における水星の位置 |
東京で18時20分のようす |
上の星図は18時20分、東京で日の入りから24分後のようすです。周囲はまだ明るいにもかかわらず、水星の高度は4.4度しかありまん。水星が0.2等の明るさがあるとはいえ、肉眼で確認するのは無理でしょう。