月が金星と木星に近づく 2022年4月27日と28日

 4月27日から28日にかけて月が金星と木星に近づいて、3天体の接近になります。

4月27日

 朝の4時ごろ、東天の低い位置をご覧ください。東京の日の出は4時53分ですから、薄明がかなり進んだ時間帯です。まず、4日後が新月という、やや太い目の月が視界に飛び込みます。月の左側へ6.4度離れたところに、明るい金星があります。金星の左下には3.8度離れて木星もあります。全体として9.4度の範囲に3天体が集まった格好です。

月の形

4月28日

 昨日と比べて28日は、月が木星の左下側へ大きく移動します。月齢も一つ上がって、昨日よりも細くなります。月と木星の間隔は6.1度です。また、金星と木星の間隔は昨日よりも少し縮まって、2.9度です。太陽系で最も明るい3天体が8.4度の範囲に集まって、見ごたえがあります。

月の形

 ところで、肉眼では見えないのですが、28日は金星と海王星が、超がつくような大接近をしています。そういう意味では4天体の接近となっています。2022年4月28日 金星と海王星が0.1度を切る超大接近?の記事もご覧ください。

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