1月30日は今年初めて、水星が西方最大離角となります。
最大離角は文字通り、内惑星が太陽から最も離れることです。今回は西方がついていますので、太陽の西側へ離れ、夜明け前に見ることができます。水星はいつも太陽の近くにあって見づらいのですが、最大離角の頃は太陽から離れますので、普段よりも見つけやすくなります。
下の星図は東京で5時40分ごろ、南東の低空を見たようすです。日の出から1時間ほど前にあたり、25分前より薄明が始まっている時間帯です。高度は4.4度という低い位置にあります。明るさは-0.1等ありますので明るいように思いますが、実際は空が明るくなり始めているので油断できません。双眼鏡を準備された方が確実です。
日の出時刻における水星の位置変化(5日間隔) |
見える方角は東というよりも、だいぶ南東寄りに見えます。見える位置に注意しましょう。