4月21日の夕方、月齢1.2という糸のように細い月が水星に近づきます。
19時ごろ、西空の低空をご覧ください。高度が6度もない低い位置で、月と水星が2度ちょうどの間隔で横に並び、接近しています。といっても空が完全に暗くなるのは50分後ですから、まだまだ薄明中です。水星は2.1等しかありませんし、月の輝面比も0.02と2%しか光りません。どちらも肉眼で見つけられるか、だいぶ怪しいところです。双眼鏡が必要と思っておかれた方が良いでしょう。
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月の形 |
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水星の上方へ26度も離れて金星があります。金星は非常に明るいだけに、この時間帯に見えるだけでもありがたい存在です。上の星図で位置関係を頭に入れて、双眼鏡を使って低空を丁寧に探しましょう。