8月10日は水星が太陽の東側へ最も離れる東方最大離角となります。
2023年は水星の東方最大離角が3回あります。今回はそのうちで2番目に条件が良いものです。下の星図は東京で日の入りから43分後、19時20分に西の方角を眺めたようすです。空が完全に暗くなるのは20時12分で、今から52分後です。
水星の高度は4.2度しかありません。明るさは0.4等ですから明るいように思いますが、実際は強い薄明と低い高度のため、肉眼ではかなり見づらいでしょう。双眼鏡を用意されることをお勧めします。
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日の入り時刻における水星の位置変化(5日間隔) |
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東京での水星の入りは19時43分です。あと23分で沈んでしまいますので、真西に見えることを頭に入れて、大急ぎで探しましょう。