8月31日はスーパームーンとなり、年間を通して最も大きな満月を見ることができます。また、8月は満月が二度起こりますので、ブルームーンでもあります。
地球の中心に最も接近するのは0時54分で、距離は35.718万Kmです。月と地球の平均距離は38.440万Kmですから、平均より7.1%も近い位置にあります。スーパームーンというだけあって、普段よりもかなり地球へ近づくのですね。
また、満月となるのは31日の10時36分です。地球最接近から9時間42分が経過しています。星図にある21時ですと、さらに半日ほど後で、地球との最接近から20時間6分後の話になります。
21時ごろ南東のやや低い位置にスーパームーンが見えます。この機会に大きな満月を、ぜひ眺めてください。
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逆にこの後、最小の満月が見られるのは、来年の2月24日です。下の図をご覧ください。東京で実際に見られるスーパームーンと最小の満月の大きさを比較すると、スーパームーンの方が11.3%も大きいことがわかります。
2023年のスーパームーン |
来年2月、最小の満月 |
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※表示された視直径は東京から見た場合の数値です。
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次回スーパームーンがいつ見られるかも気になるところです。当サイトからダウンロードできるWindows
PC用ソフト「つるちゃんの天文カレンダー」を使って調べたところ、2024年9月18日、2025年11月5日、2026年12月24日に起こることがわかります。
ところで2023年8月は、2日と31日が満月です。月に2度起こる満月で、2度目の満月をブルームーンといいます。月に2回も満月が起こることがあるのかと言われるかもしれませんね。朔望月(さくぼうげつ、月の満ち欠けの周期)は29日12時間44分ですから、月に2回満月が起こるのは少しも不思議なことではありません。