11月3日は木星が衝になります。
太陽系の図をご覧ください。太陽・地球・木星がこの順で一直線に並んでいます。地球から見た木星は太陽と反対側にあり、ちょうど180度離れています。このため木星は真夜中に南中し、一晩中観測することができます。また地球との距離も近い位置にあり、観測好機となります。
地球と木星の位置関係 |
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木星が見える位置 |
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夜の20時ごろに東の空を見上げると、金色に光る明るい星が見つかります。これが木星です。明るさは-2.9等に達しており、周囲のどの星よりも明るく見えます。
木星を天体望遠鏡で観測しましょう。小型の望遠鏡でも木星の縞模様や大赤斑を観測することができます。また4つの大型衛星、ガリレオ衛星も見ることができます。イオ・エウロパ・ガニメデ・カリストで、明るさは概ね6等級です。日々位置が変わりますので、下の図を参考にしてください。
ガリレオ衛星の見え方 |
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