12月14日は月がプレアデス星団の上を通り過ぎ、北の地域を除いて全国で、プレアデス星団食が見られます。
プレアデス星団は和名ですばると呼ばれています。肉眼でも6、7個の星が見える大型の散開星団です。未明に月が星団の上を通り過ぎて、星団の星たちを次々に隠していきます。最も明るい星はη星(エータ星)のアルキオーネ(2.9等)ですが、東京でアルキオーネが隠されるのは4時3分ごろ。再び現れるのは4時44分ごろです。空が明るくなり始めるのは5時11分ですから、暗夜で楽しむことができます。
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プレアデス星団の星たちが次々と月に隠されていく様子を詳しく観測するには、天体望遠鏡が必要です。というのも月齢12.5という大きな月ですから、月の光がまぶしくて、肉眼ではよく見えないからです。天体望遠鏡なら星が月に近づいてパッと消える瞬間や、月縁からパッと現れる瞬間を観測することができます。
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アルキオーネ(2.9等)、17番星(3.7等)、27番星(3.6等)、28番星(5.1等)が食となる各地のようすを載せておきました。参考にしてください。