8月12日と13日の未明、金星と木星が大接近します。
夜明け前の3時半ごろ、東の方角を向いてやや低い位置を見ると、非常に明るい金星がすぐ見つかります。-4.0等といいますから、誰が見ても金星だと気づきます。
金星のすぐ近くにもう一つ明るい星があり、こちらが木星です。木星は-1.9等と、こちらも非常に明るく輝きます。太陽系で最も明るい惑星2つが狭い間隔で並びますので、見逃さない手はありません。
8月12日 |
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8月13日 |
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12日の場合、木星は金星の左にあります。これが13日になると、金星の左上へ移動します。
間隔は両日とも1度ちょうどです。細かく調べると、12日は59分30秒。13日は59分05秒ですから、13日の方がわずかに接近しています。しかしその差はごくわずかですので、肉眼で見ても違いはわからないでしょう。(間隔は誤差を含みます。)
次回このペアが大接近するのは、2028年11月10日です。3年も先の話ですが、0.7度まで近づきますので期待しましょう。