8月26日の夕方、月と火星が縦に並びます。
19時ごろ、西の方角をご覧ください。日の入りから53分が経過し、暗夜になるまであと47分という、薄明真っ只中の時間帯です。低い位置に月齢3.2の三日月が見えます。月の上側へ4度ちょうど離れたところに火星があります。明るさは1.6等で、この時間帯としては決して明るいものではありません。肉眼で見るのは難しいかもしれませんので、双眼鏡を用意しておかれた方がよいでしょう。
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月の形 |
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今後夕方に見られるこのペアの接近は、ますます条件が厳しくなります。というのも、来年1月10日に太陽と同じ方向に見える合を迎えますので、火星がさらに太陽へ近づいていくからです。両天体の接近は、見られるうちに見ておきましょう。