2025年10月30日は水星が今年3度目の東方最大離角となります。
当方最大離角とは、内惑星が太陽の東側へ最も離れることです。最大離角というと内惑星が見やすくなるイメージがありますが、今回は西方最大離角も合せて今年6回起こる最大離角の中で、最も条件が悪いものです。水星が地平線を這うように太陽から離れるからで、東京で日の入り時刻における水星の高度が最も高くなる11月1日でも、9.9度と10度を切っています。
下の星図は17時28分、東京で日の入りから40分が経過した南西の方角を見たようすです。太陽高度は-8.7度ということで薄明が強く残り、しかも水星の高度は3.2度しかありません。-0.1等の明るさがあるといっても、肉眼で見えるか怪しいかもしれません。
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日の入り時刻における水星の位置変化 |
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この日は水星の右側へ5.2度離れたところに火星があります。しかし、明るさが1.5等しかありませんので、さらに見づらいでしょう。ちなみに両惑星は10月20日に2.0度まで接近したのですが、高度が低くて見づらいため、当サイトでは取り上げていません。