4月4日は水星が太陽から西側へ最も離れる、西方最大離角となります。
最大離角というと内惑星の観測条件が良くなるイメージがあります。しかし今回は、太陽から離角が大きい割に地平線に沿うような方向に離れますので、観測条件としては良くありません。2026年に起こる西方最大離角としては、条件が最も悪いものです。
下の星図は東京で日の出から50分ほど前のようすです。東の低空に水星があります。高度は2.1度しかありません。水星の出が遅い西の地域では、まだ昇っていない所もあります。
3時57分から薄明が始まっていますし、地球大気による光の吸収も大きいですから、0.3等の水星も肉眼で見るのは難しいかもしれません。もう少し時間が経って水星の高度が上がるのを待ちたいところです。しかし待ちすぎると日の出を控えていますので、空が明るくなって条件が悪化します。ほど良いタイミングでご覧ください。
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日の出時刻における水星の位置変化 |
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今回は条件があまり良くありませんので、双眼鏡をお持ちの方は助けを借りましょう。仮に肉眼で見えなくても、双眼鏡を使えばバッチリ見えることも多いですから。