11月30日は月と金星と火星が3.5度という狭い範囲に集まります。
17時20分ごろ、南西方向の低い位置を見ると、明るい金星がまず目に飛び込みます。金星の右下にあるのは火星です。このペアは25日に0.3度台まで大接近したとあって、間隔は2.6度と狭い目です。
火星の左下には月齢2.2の細い月があります。直径の5%しか光りませんので、その光は弱々しいものです。火星と月の間隔は2.2度と狭くなっています。
3天体の中で最も間隔が開いているのは月と金星で、3.5度です。それでも3.5度ですから、3天体が集まる姿は見ごたえがありそうです。
月の形 |
東京で空が完全に暗くなるのは17時58分です。高度が低い上に火星は1.3等です。月も非常に細くて見づらいですから、双眼鏡をお持ちの方は用意しておかれた方が良いでしょう。