世界レベルではどのような日食が見られるのでしょうか。2001年から2100年までの100年間に、全部で皆既日食が68回、金環日食が72回、金環皆既日食が7回起こります。このうち日本付近で起こるものは皆既日食、金環日食ともに6回ずつです。以下では20年ごとに区切って簡単に説明します。
2001年から2020年には全世界で皆既日食が13回、金環日食が15回、金環皆既日食が2回起こります。日本付近では2009年7月22日にトカラ列島を中心に見られる皆既日食が1回と、2012年5月21日に太平洋側の各地で見られる金環日食が1回起こります。
2021年から2040年には全世界で皆既日食が12回、金環日食が14回、金環皆既日食が2回起こります。日本付近では2030年6月1日に北海道で見られる金環日食が1回と、2035年9月2日に日本列島中央部の狭い範囲で見られる皆既日食が1回起こります。
2041年から2060年には全世界で皆既日食が14回、金環日食が15回、金環皆既日食が2回起こります。日本付近では2041年10月25日に日本列島中部で見られる金環日食が1回と、2042年4月20日に日本の南海上で皆既日食が1回起こります。
2061年から2080年には全世界で皆既日食が14回、金環日食が13回、金環皆既日食が1回起こります。日本付近では皆既日食が2063年8月24日に北海道南部と東北北部で見られ、2070年4月11日に南西諸島から日本列島の南海上で起こります。また、2074年1月27日に大隈海峡付近で見られる金環日食が1回起こります。
2081年から2100年には全世界で皆既日食が15回、金環日食が15回起こります。日本付近では金環日食が2085年6月22日に沖縄で、2095年11月27日に西日本の本州と四国で見られます。皆既日食は2089年10月4日に先島諸島近海で1回起こります。
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