月のクレーターを見るためには何倍が必要ですか

 天体望遠鏡を使って天体観測をしてみたい対象のひとつに、月をあげられる方が多いのではないでしょうか。月は私たちに身近で親しみのある天体で、その表面はクレーターと呼ばれる穴ぼこだらけ。このようすを自分の目で見てみたいと思うのは当然のことですね。

 クレーターの存在だけなら、ファインダーや双眼鏡といった10倍程度の倍率でも確認することができます。ただし、倍率が低いので、像が小さくてわかりづらいことでしょう。しかし天体望遠鏡を使えば完璧です。30倍くらいの倍率をかけると、月の全体がボコボコであることを余裕で確認することができますし、100倍くらいになるとクレーターの密集地帯がクローズアップされて大迫力。きっと誰もが感激することでしょう。

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