ドブソニアンとはどのような望遠鏡ですか

ドブソニアン望遠鏡の例 天体望遠鏡の架台といえば、経緯台式と赤道儀式が一般的ですが、ドブソニアンと呼ばれる形式があります。アメリカのドブソンさんが考案したことからこのように呼ばれています。基本的には経緯台なのですが、架台の構造や三脚を大きく省略して微動装置もありません。その代わりに簡単に持ち運びをすることができるというメリットがあります。そんなわけで、大口径の天体望遠鏡を使って気軽に肉眼で天体観測を楽しみたい方に愛用されています。

 初めて天体望遠鏡を購入する方にとっては、ドブソニアンはあまり選択肢には入れない方が良いでしょう。天体を導入したり、天体を追尾することに慣れるのには時間がかかりますから、ある程度天体観測に慣れた人向けだと思っておいてください。

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