星空を見てみよう

暗闇に目を慣らす

 星空を見る場合、まず暗闇に目を慣らす必要があります。目が暗闇に慣れる前にいきなり夜空を見上げても、星はよく見えません。目が暗闇に慣れて瞳孔が大きく開いてくるにしたがって、ようやく少しずつ暗い星が見えるようになってきます。瞳の大きさは暗さに応じて直径が最大7ミリまで開きます。しかし、これには少し時間がかかり、15分から30分くらいかかると言われています。

方角を確認する

 次にすることは方角を確認することです。どちらが北かがわかれば、その反対方向が南です。それから、北に向かって右手の方向が東、左手の方向が西になります。事前に星空を見る前にのページを読まれた方はもう準備は完了していますよね?

 北の方向は北極星を探すことですぐにわかりますが、天体観測が初めての方にとっては少し難しいかもしれませんね。その場合は太陽が昇る方向が東、太陽が沈む方向が西、太陽が南中する方向が南、その反対方向が北になりますから、だいたいの見当をつけましょう。

星空を見よう!

 まずどちらの方向の空を観測しますか? 観測する方向を決めたら夜空を見上げてみましょう。きっといろいろな星が見えて、どれがどの星なのかよくわからないかもしれません。このような場合は星座早見盤天体観測の達人の本があると便利です。実際の星空と照らし合わせながら1つ1つ星をたどって星座を見つけましょう。前もって予習をしておくと効率的に見つけることができますよ。

※「つるちゃんのプラネタリウム for Javaアプレット」の中にある万能プラネタリウムでは、星座早見盤と同様に星空の様子を表示することができます。

わかりにくい星座の場合

 暗い星ばかりでできた星座などは、探すのに苦労するかもしれません。このような場合は明るい星や、わかりやすい星座を基準にして探してみましょう。「この星座はあの1等星の少し右下あたりかな」など、およその見当をつけてから探すと比較的簡単に見つけることができます。

注意点など

 夜間は予想外に冷え込む場合がありますから、防寒対策はしっかりしておきましょう。野外へ出かける場合などは特に注意してください。また、気温が下がると夜露がつきます。一度夜露がつきだすと、拭いても拭いても夜露がつきます。双眼鏡や天体望遠鏡のレンズを傷める原因にもなりますから注意しましょう。