金星とレグルスが接近 2004年10月4日

金星とレグルスがピッタリと並ぶ

 先月の9月1日には金星と土星が明けの東天で接近して話題を呼びましたが、今度は金星がしし座の1等星レグルスに大接近します。両者が最も接近するのは10月3日の23時頃で、角度にして10分以下まで接近しますが、この時は金星は地平線下にあり見ることはできません。その後、接近した状態の両者を見ることができるのは10月4日の未明となります。

 下の絵は東京における10月4日の金星とレグルスの接近の様子です。かなり接近していることがわかりますね。この時の両者の間隔は18分(=0.3度)ですから、月の半径よりもやや開いた程度しかありません。これは双眼鏡ではもちろんのこと、天体望遠鏡で観測しても同一視野に見えるほどの接近です。金星とレグルスが接近した夜明け前の東天は、きっと美しい眺めとなることでしょう。ぜひ注目したいですね!

2004年10月4日 金星とレグルスが接近

--------------------
男: ほら。金星とレグルスがピッタリ並んでるよ。僕らもピッタリくっついちゃおうか。(ピッタリ・・・)
女: キャッ。(やったネ!)

つる: バカなやつらめ。その後、金星とレグルスはドンドン離れていくと知れ!
--------------------


つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド 2004年