金星が最大光輝 2010年12月4日
昼間に金星が見えるかな?
金星は10月末に内合となって以降、2011年1月9日に起こる西方最大離角を目指して、太陽から一気に離れていきます。その間、明るさの方も増してきており、12月4日に最大光輝を迎えます。この日の金星の明るさは−4.7等といいますから、暗夜で見るとまぶしく感じるくらいです。
ところで金星を昼間に見つけられることをご存知でしょうか。下の星図は12月4日9時頃、東京での様子です。星座も描かれていますが、昼間ですから実際に肉眼で星を見ることはできません。ここで、金星に注目しましょう。
東京ではこの時間、金星はほぼ真南に見えます。高度は空のほぼ半ばあたり。太陽の光がまぶしい場合は建物の影に入るなどして、太陽光が直接目に入らないようにします。そして目を凝らすと、肉眼で金星を見つけられるかもしれません。視力に自信がない方は双眼鏡を併用すると確実です。
くれぐれも太陽を直視しないように細心の注意を払ってくださいね!
南中した頃、金星が見えるかな?