海王星が衝 2013年8月27日

 海王星といえば太陽系最果ての惑星として知られています。大きさは地球の4倍もある大きな惑星です。公転軌道半径は地球と太陽間の30倍もあり、165年という長い周期で太陽の周りを回っています。地球からの距離が遠いことから明るさは衝の頃でも8等級にしかならず、肉眼で観察することはできません。

 そんな海王星が8月27日に衝となります。明るさは7.8等ですから、空が十分暗い場所からなら双眼鏡でも確認できます。しかし光害がある場所からだと、天体望遠鏡の方が確実でしょう。視直径は2.4秒しかありませんから、ごく小さな円盤像に見るだけでも200倍くらいの倍率が必要になります。望遠鏡で見た海王星は独特の青緑色をしていますから、これが海王星だと確信を持つための決め手になります。もし色がわかりづらければ、ピントを少しぼかすとわかりやすくなります。

みずがめ座の中央部に見える海王星



海王星が見える位置 拡大図

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