海王星が衝 2018年9月8日

 9月8日は海王星が衝となり、観測好機を迎えます。
 
 衝とは惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。見かけ上、太陽から最大限に離れることで一晩中観測できる上に、地球へ近づきますので、観測条件が最も良くなります。
 
 ただ、地球へ近づくといっても、海王星は太陽系最果ての惑星。それだけに、地球から遠いことに変わりなく、7.8等の明るさしかありません。このため肉眼で見ることはできず、観測するには天体望遠鏡が必要です。

みずがめ座に見える海王星

海王星付近を拡大

 海王星を天体望遠鏡で観測すると、独特の青緑色に見えます。視直径は2.4秒と非常に小さいですが、200倍くらいの倍率をかけると、ごく小さな円盤像に見えて、面積がある天体であることがわかります。

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