9月10日の夕方、月と金星が縦に並びます。
東京で18時40分ごろ、西南西の方角をご覧ください。日の入りから44分が経過していますが、空が完全に暗くなるのは43分後で、まだ薄明が強く残る時間帯です。
低い位置で三日月と金星が縦に並びす。月齢は3.4ですから細すぎず、この時間帯でも見ることができます。一方の金星は月の下にあります。-4.1等と非常に明るいですから、肉眼でもたやすく見つけることができます。
月の形 |
二つの天体の間隔は3.5度と、まずまず条件の良い接近です。しかし、金星の高度は10.7度しかなく、19時39分に沈んでしまいます。もたもたしていると、すぐに高度が低くなってしまいますから、早いうちに見られた方が良いでしょう。