火星接近はなぜ起こる

 ご存知のように、地球は1年をかけて太陽のまわりを回っていますが、火星も同じように太陽のまわりを回っていて、地球よりも1.52倍大きく、太陽から離れた軌道を回っています。ケプラーの第三法則により、太陽から離れた惑星ほど公転周期は長くなることが知られていて、火星の場合では1.88年となります。

 つまり、地球の方が火星よりも早い周期でグルグルと太陽の周りを回っていることになり、地球は火星に追いついて追い越すことを繰り返しています。地球が火星に追いついた時に火星接近となることはおわかりいただけますね。

 ちなみに、平均するとだいたい2年2ヶ月くらいの周期で火星接近は起こります。