金星がおうし座のアルデバランに近づく 2009年7月14日

金星がアルデバランに3度まで近づく

 アルデバランといえばおうし座の1等星。独特のオレンジ色をしているので、ご存知の方も多いかもしれません。おうし座は冬の星座ですから、7月ですと夜明け前に東の空で、ほんの少ししか見ることができません。そんなアルデバランへ7月14日に金星が3.1度まで近づきます。下の絵を見ていただくとわかりますが、東京で3時頃ですと、金星から見たアルデバランは右下方向に見えます。アルデバランの色が特徴的なだけに、色の対比も美しいことでしょう。

 色の対比といえば、金星の右上に見える火星も見逃さないでください。火星は赤い色をしていて、こちらも色の対比が美しいでしょう。さらに、火星の左上に見えるすばる(プレアデス星団)も含めて、天体写真では良い被写体となります。

夜明け前、アルデバランの左上に金星が見える

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