金星が東方最大離角 2015年6月7日

 金星が6月7日に東方最大離角となります。東方最大離角とは、内惑星が太陽から東側へ最も離れることです。観測者からすると、太陽から離れる分だけ日の入り後に長く観測することができて有利です。(厳密には若干異なります。)

 下の星図をご覧ください。東京で20時ごろ、金星は西の方角に見えます。明るさは-4.3等と非常に明るいですから、誰が見てもすぐに金星だとわかります。左上方向にも明るい木星がありますが、金星はそれよりも明るいので、間違えないようにしてください。

 天体望遠鏡を使って観測すると、この頃の金星は半月状に見えます。以降は次第に大きく細くなっていく様子を観測することができますよ。金星の満ち欠け(2015年)をご覧ください。

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