超新星(ちょうしんせい)

恒星が一生を終えるとき、恒星自身の重さによって終末は大きく違ってきます。太陽の7倍より重い星の場合、大爆発を起こす場合がありますが、これを超新星爆発と呼んでいます。超新星は1つの恒星が太陽の数十億倍もの明るさで輝きます。超新星爆発により星の物質は宇宙へ返され、次の星が生まれる材料になります。

よく似た用語に新星という言葉がありますが、これは超新星とは全く関係がありません。新星は今まで見えていなかった星が急に増光して明るくなった星のことで、赤色巨星など不安定な星によく見られます。

銀河系内の超新星は有史以来、3度しか観測されていません。そのひとつとしておうし座の一角に超新星が現れ、真夜中に本が読めるほどの明るさになったといわれています。7200光年も離れているにもかかわらずこの明るさですから驚くべき明るさというほかありません。この時の爆発の残骸が写真にあるM1(メシエ1、かに星雲)です。中心部の星は中性子星でパルサーとしても知られています。


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