あまり聞きなれない言葉かもしれません。天体望遠鏡や双眼鏡では、倍率に応じて射出瞳径(接眼レンズからのぞくときにできる円盤像の直径)が決まります。これが人間の瞳径の7mmを超えると、天体望遠鏡の光が目からあふれてしまい、実質的に口径を絞ったのと同じことになってしまいます。ですから、ある一定の倍率以上は下げない方がよいのです。
有効最低倍率は次の式により計算します。
(有効最低倍率) = (口径mm) ÷ 7
口径(mm) 有効最低倍率(倍) 30 4 40 6 50 7 80 11 100 14 150 21 200 29