M1 おうし座の散光星雲(かに星雲)
メシエ 番号 |
NGC番号 | 愛称 | 星座 | 種類 | 赤経 | 赤緯 | 等級 | 視直径 | 大きさ (光年) |
距離 (光年) |
M1 | NGC1952 | かに星雲 | おうし座 | 散光星雲(超新星残骸) | 05h34m.5 | +22゜01’ | 8.4 | 6’×4’ | 12.6×8.34 | 7200 |
歴史
1054年に現れた超新星の残骸です。この超新星は最大で金星程度にまで明るくなり、23日間も昼間に見えたそうです。そしてその後は次第に暗くなっていき、2年後には見えなくなりました。この影響で現在でも秒速1300Kmというとんでもない速さでガスが四方へ拡散しています。
位置・特徴
おうし座の角にあたるζ星の北西約1.5度にあります。双眼鏡では同一の視野にはいってきます。大きさは満月の5分の1もあり、相当な大きさです。M1は超新星残骸に分類されますが、メシエ天体としては唯一の超新星残骸です。
双眼鏡での見え方
よく晴れた月明かりのない晩には双眼鏡でも恒星とは明らかに違った星雲状に見えますが形までは難しいでしょう。
天体望遠鏡での見え方
30〜50倍くらいの低倍率ではひし型のような形に見えます。100倍以上の倍率では濃淡がある佐渡島のようなユニークな形をしていることがわかります。