外惑星(がいわくせい)
地球より外側の軌道をまわる惑星を外惑星と呼んでいます。一般には火星、木星、土星、天王星、海王星を指します。
外惑星を観測する場合、もっとも条件が良いのは地球と惑星の距離が最短となる場合で、大きさは最大となり、最も明るくなります。この時、太陽−地球−惑星の順に並んでおり、これを衝と呼んでいます。特に火星などは地球との距離が大きく変動するので衝の頃を狙って観測しなければなりません。
注:厳密には惑星の軌道は地球の公転軌道に対して傾いているため、衝=最短距離とはなりません。
反対に地球−太陽−惑星の順に並んだ場合には合(外合)と呼び、惑星は太陽と同じ方向にあって距離も最遠となり観測には不適です。